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folk product「ティッシュケースボックス」制作工程


「ティッシュケースボックス」の発売からおよそ2か月ほど経ちましたが、じわじわ当店でもお求めいただく機会が増えてきたのですが、そういえば作り元のご紹介をしてなかった....。失礼いたしました。

このたび、この品を制作していただいているのが新潟市内にて紙箱などを主に製造している「神田紙器製造所」さん

写真のような入れ子式の紙箱(ミリ単位による細工)も製造できるほどの技術をもった工房でもあります。

一番はじめの工程としては、素材になる紙から作り出すことからはじめます。

その紙とは、言葉で一言で説明すると「薄いダンボール紙」。つまりは、下記のような感じ

中にトラス状になった「中しん」を挟み込みことで、紙自体に強度を持たせる仕様となります。

そのため、簡単にボックス状になった時に角などがつぶれにくくなり、耐久性を保つ事ができます。

この紙を次の工程では型成形となります。

専用のプレス機を使い、1枚1枚職人がテンポ良く進めていきます。

本来であれば、何枚かをまとめてプレス成形するのですが、特殊な紙を使用するためどうしても1枚1枚ずつしかプレス機にかけられないのです。(また職人の目で確かめてすすめる必要もあります)

成形されたものが、次の工程では、糊つけ&組み立てとなります。

糊つけは機械による作業ですが、組み立ての際は一人の職人が目と手で確認を行いながら進めていきます。

どの作業も人の目と手の感覚による確認があることで、着実に確かな品へと出来上がっていきます。

たかが「紙」されど「紙」。

「手すき和紙」のような古来製法による「紙」はもちろん素晴らしいですが、現代の「紙」も様々な技術的進歩が含まれており、本当に奥深いものだと感じました。

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