作り手紹介(竹皮編みスリッパ編 その2)
前回のブログの続き....
藁草履の製法のノウハウ生かし、folk productの「竹皮編みスリッパ」を作っていただいております。
藁とは違い、竹の皮を素材としておりますので繊維強度はより高くなります。
また、竹は防臭効果という特質も兼ねている優れた素材なのです!
藁草履と同様の編み方をした竹皮草履をまずは、金型で熱圧縮処理を行います。
熱処理後は、型に沿ったかたちに綺麗に整形され、毛羽立ちもなくなり、すべすべした肌さわりになります。
出来上がった草履部分とソールとバンド部分&ソールを接着していきます。
この作業は地味ではありますが、長く活用していただく上で需要な作業です。
特に天然素材である草履とラフィアで作られたバンドですので、うまく接着するのは難しい作業でもあります。
およそ50年前より使われているアナログな器具、今でも現役で使われている圧着器具です。個人的にはこういうのがツボです。
そして、ようやく完成となります。
すべすべして、気持ちの良い足触りの竹皮草履としっかりと足の甲をホールドしてくれるバンドは、階段を登り下りする際もずれることなく、ソールも滑り止めの溝があるので安心して履いて過ごすことが可能です。
ぜひ、一度履いて確かめていただきたい品です。