国産材(針葉樹)の家具をオススメする理由 〜その1〜
スズキ家の茶ノ間でご紹介させていただいている家具のほとんどは国産の針葉樹と言われる「ヒノキ」か「スギ」です。
大きな理由として2つあります。
1、木材加工技術の進歩により、針葉樹でも丈夫な家具がつくれること
2、良質な木材が比較的リーズナブルな価格であること
1については、以前私が家具職人だった時は「家具といえば「広葉樹(オーク、ブナなど)」で作るもの」という常識で考えられておりました。しかし、それはあくまでも一昔前のこと。
近年の木工加工技術の進歩もあり、今までは針葉樹で家具を作ることはタブーとされてきた考えが徐々にそうでなくなってきております。
スズキ家の茶ノ間以外でも全国的にそうような動きが。
例えば、家具職人時代ときの先輩である岡山県西粟倉村にてヒノキを中心に家具製作されている「工房ようび」さん http://youbi.me/ec/
実際にヒノキの家具を自分で使ってみて感じたのは、広葉樹にはない「清々しさ」を感じます。
ヒノキ特有のヒノキチオールという成分もあるかと思いますが、それ以外にヒノキのきめ細かな「木肌」が気持ち良く、サラサラした肌さわりという感触です。
また、ヒノキは世界最古の木造建造物「法隆寺」にて一番重要な骨格材として使われており、研究者による検証での結果、建てられた当時(1300年前)よりも現在のほうが木材硬度が増していると言われています。つまりどんどん年数が立つほど強くなっていくということです。
このような木は世界中をどこを見ても「ヒノキ」だけです。
2については・・・ 次回につづく。
店主:スズキ