「草木染め」はシミがつきにくい!
スズキ家の茶ノ間でご紹介している「座布団カバー」や「こたつ布団カバー」といった布モノは基本「草木染め」や「べんがら染め」といった自然染料で色染めしております。
なんで自然染料がいいのか?
主に3つの理由があります。
1、自然色が持つ独特の色がきれい
2、部屋に色を取り入れる際にどんな色を組み合わせしても、しっくりくる。
3、汚れがつきにくい
今回は3の「汚れがつきにくい」という話。
「汚れがつきにくい」という表現があっているかどうかはわかりません。
もしかしたら、「汚れが目立たない」という言い方でもいいのかなと思います。
要は、「シミになりにくい」ということです。
一般的にはシミは、「布」に醤油、ケチャップ、ソースなど食事時にこぼしそうな液体がついた際にシミができます。そのシミになる一番の原因は、「布」の「染め」が化学染料であることが大きな要因と考えられます。ケミカル色(化学的色)に対して、醤油などの液体は植物性なので、相反する色同士なので「シミ」になってしまうのです。
それに比べ、草木染めなどは「植物性」染料のため、醤油などの植物性の液体と同じような成分を持つため「シミ」になりにくく、もし色がついたようなことがあっても時間とともに同一していくような色合いになります。
その例として、下の写真をご覧ください。
お店の1階のこたつ席にて、コーヒーを思っ切りこぼしてしまった際の座布団の中身です。
この座布団に草木染めカバーをしていたので、そのカバーにも上の座布団と同じようにこぼした状態でした。
こぼしてしばらくし、落ち着いたころにカバーを水だけで洗い干して乾いた物が下の写真です。
洗いたてなのでくしゃくしゃしてわかりずらいですが、中身の座布団のようなコーヒーシミは見当たりません。
毎日使うモノだからこそ、気兼ねなく使える。
毎シーズンごと汚れたから買え変えるのではなく、使い込むことで味がでる。
私のような無精者にはぴったりです!
店主:スズキ