「再生家具」の納品

先日納めさせていただいた「再生家具」です。

再生家具とは、お客さまよりお預かりした使わなくなった家具の一部を生かして新たに家具に仕立てることをいいます。

 

このたびは、お客さまのご両親が使われていたという「こたつ天板」を活用してテーブルを作って欲しいとのご要望にて制作させていただきました。

 とても木目の綺麗なケヤキ材の1枚板天板です。使い込まれた痕跡もありますし、味わいもよ〜く出ているとても良い材料です。

テーブル脚も天板に合わせてケヤキ材を使って制作、仕上げには柿渋仕上げを施してもらい天板との色合いも合わせていただきました。

また、窓側に設置されているカウンターテーブル高さに合わせております。

 

 そして、なんといってもこのテーブルと一緒にお使いになる椅子は木工作家の井崎正治さんが制作した品々です。(向かい合っている背もたれ付椅子2脚)

 

手前の使い込まれたスツールもこの度手直しを入れて復活したものです。

 

ご依頼いただきましたお客さまには以前にも、長年ずっと使い込んでこられた無垢材の本棚も修理させていただいたこともあり、1つ1つの生活道具を大切に長年使っていきたいという想いをもっておられて、自分もいつも関心させられてしまいます。 

 

前回の修理は私でも手直しができる程度ではあったのですが、このたびのこたつ天板を生かしての再生家具は最初お話しを頂いた時は、正直できるかどうかはとても不安ではありました。理由は、ここまでの加工を行ってくれる職人がいないという現実です。(ここまでの加工となると、現状の私自身の制作工房環境では不可能です)

そうような職人さんを探している時に、たまたまイベントに行った際に出会ったのが、私は岐阜・飛騨高山で家具職人をしていた時にお世話になった「たくみ塾」でスタッフとして働いていた畑山さんという職人でした。

 

そのタイミングでもありましたので、すぐさまこの件の話をして依頼させていただきました。

再生家具というのは、じつはとても木工技術、木工知識、そして木という素材をよくよく熟知していないと、そう簡単にできるものではありません。

畑山さんは自分と同じところで木工を学んできた者同士でもありましたので、その点は私も彼のことを十分に信頼できましたので、出来上がって品を見た時も想像した通り、もしくはそれ以上に仕上げてもらえたので、自分的にも大満足で納めさせていただきました。

 

今回の件では、当たり前のことではありますが「物を大切に使いたいという人」と「そのような物を作れる人」がいないと、このようなコトが実現できないのだなと改めて痛感しました。

 

そして、私はそのような求めている人同士のマッチング(出会い)の機会を作っていかなければ、いけないのだな〜と。

 

ほんとうに勉強になりました。

 

 

物を大切にする生活は人とのつながりも大切にしていくことなのだな〜とも。

ありがとうございました。

 

 

 

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